会長だより

  • 会長便り第2号:韓国・生化学会分子生物学会(KSBMB)とMOUを締結しました

    • 会長便り第2号:韓国・生化学会分子生物学会(KSBMB)とMOUを締結しました

      2024年5月29日
      横溝 岳彦

       

      韓国の生化学会分子生物学会(KSBMB)は19,000人の会員と76年の歴史を有する韓国有数の学会組織です。2023年10月に、KSBMBのBomun Symposiumが九州大学で開催され、九州大学薬学部の西田基宏教授と私が招聘されました。その際にKSBMB2024年の会長であるHo Jeong KWON教授(Yonsei大学)、2025年の会長であるWoong-Yang Park教授(Sungkyunkwan大学)とご一緒した事がご縁となり、KSBMBと日本生化学会(JBS)の間で交流協定のMOUを取り交わすこととなりました。日本生化学会理事会での承認を経て、2024年5月28日、韓国・釜山で開催されたKSBMBの年次集会の初日に、MOU 調印式を行い、MOUに署名し、正式な交流がスタートしました。

      MOUの内容は、KSBMBや生化学会の年会において可能な限り合同シンポジウムを行うように努力するという程度の緩い内容で、まずは5年間継続することになっています。

      調印式に引き続いて、第一回目のKSBMB-JBS Joint Session on Lipidsが開催されました。日本側は東京大学医学部の村上誠教授と私、KSBMB側はSeoul National UniversityのSung Won Kwon教授、Korean Basic Science InstituteのYoungae Jung教授が講演を行い、最初の合同シンポジウムを成功裏に終えることができました。次回の合同シンポジウムは九州大学薬学部の西田基宏教授がホストになっていただき、2025年の京都大会で行われることになりました。

      KSBMBの年会は基本的に英語で行われ、多数の若手に対する表彰を行うなど、先進的な活動を行っています。生化学会の会員の皆様におかれましても、積極的な交流をお願いする次第です。

       

      2024年5月28日 釜山BEXCOで行われた調印式
      左:KSBMB会長Ho Jeong KWON教授、右:横溝