日本生化学会奨励賞一覧
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年度 | 受賞者 | 受賞内容 |
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1955 | 石本 真(東大理) | 硫酸還元菌の生化学的研究 |
山川 民夫(東大伝研) | 赤血球礎質の脂質の生化学的研究 | |
1956 | 該当者なし | |
1957 | 殿村 雄治(北大触媒研) | アクトミオシン-ATP系の生化学的研究 |
勝沼 信彦(名大医) | Co-transformylaseの生合成経路の酵素化学的研究 | |
1958 | 高垣玄 吉郎(慶應大医) | 脳組織におけるグルタミン酸代謝 |
1959 | 津島 慶三(日医大生化) | ヘムタンパク質の構造と機能との相互性に関する研究 |
1960 | 杉野 幸夫(京大医) | 酸可溶性デオキシリボシド化合物の研究 |
瀬宵 一郎(阪大理) | 心筋の不溶性チトクローム成分の精製とその諸性質 | |
1961 | 岡崎 令治(名大理) | 微生物細胞のデオキシヌクレオチドおよびDNA合成系に関する研究 |
茅野 春雄(東大理) | カイコの卵休眠中に見出された特殊な解糖作用およびその機能 | |
1962 | 加藤 栄(東大理) | プラストシアニンに関する研究 |
1963 | 次田 皓(阪大蛋白研) | タバコモザイクウイルスの生化学的研究 |
西塚 泰美(京大医) | 「動物体内におけるトリプトファンからニコチン酸リボヌクレオタイドの生合成に関する研究」ならびにそれに関連した業績 | |
若林 一彦(東大医) | 脂肪酸のω-酸化に関する研究 | |
1964 | 山中 健生(阪大理) | チトクロームαを欠く緑膿菌の電子伝達系について |
小山 次郎(京大薬) | ストレプトリジンS’の生化学的研究 | |
和田 博(阪大医) | GOTに関する研究 | |
1965 | 浅野 仁子(阪大分子遺伝) | リボヌクレアーゼT1の発見と特異性の決定 |
大沢 省三(広大原医研) | リボソーム生合成の研究 | |
高橋 健治(東大理) | リボヌクレアーゼT1の化学的構造と機能に関する研究 | |
1966 | 中村 隆雄(東大理) | ESRならびにflow method による酵素反応機能の研究 |
野崎 光洋(京大理) | メタピロカテカーゼの結晶化ならびに2原子酸素添加酵素反応機構の研究 | |
丸山 工作(東大教養) | 筋肉蛋白質の生化学的研究 | |
1967 | 石川 晋次(東大医) | 細菌における酸化的リン酸化の研究 |
永井 裕(東京医歯大) | コラゲナーゼの特異性について | |
田中 武彦(阪大医) | ピルビン酸キナ-ゼの研究 | |
1968 | 該当者なし | |
1969 | 安楽 泰宏(東大薬) | 大腸菌リボ核酸の分解と再利用系に関する酵素学的研究 |
武森 重樹(金沢大理) | 酸素添加反応におけるフラビンの機能 | |
徳重 正信(京大理) | スレオニン脱アミノ酵素におけるアロステリック効果の研究 | |
藤本 大三郎(東北大理) | ヒドロキシプロリンの生合成と生理的意義 | |
村田 紀夫(東理大理) | 緑色植物の光合成初期過程における励起エネルギー転移およびエネルギー変換機構の研究 | |
山形 達也(名大理) | コンドロイチン硫酸分解酵素およびコンドロイチン硫酸微細構造の研究 | |
1970 | 鈴木 不二男(阪大歯) | ATPクエン酸リア-ゼに関する研究 |
中川 八郎(阪大蛋白研) | アミノ酸栄養の酵素化学的考察-セリン脱水酵素とシスタチオニン合成酵素の役割 | |
穂下 剛彦(広大医) | 胆汁塩の比較生化学的研究 | |
1971 | 市山 新(東大医) | 哺乳動物の脳および松果体におけるセロトニンの生合成機構に関する酵素化学的研究 |
石村 巽(京大医) | トリプトファンピロラーゼ反応における酸素化型反応中間体について | |
金沢 徹(阪大理) | ATP分解に共役したイオンの能動輸送の分子的機構 | |
1972 | 一島 英治(東農工大農) | 酸性カルボキシペプチターゼと酸性プロテイナーゼに関する生化学的研究 |
小倉 協三(東北大非水研) | イソプレノイド生合成における酵素反応の研究 | |
森野 能昌(阪大医) | Affinity labeling によるアミノ基転移酵素活性域構造に関する研究 | |
1973 | 石塚 稲夫(東大医) | 微生物膜および哺乳類の精巣精子の複合糖脂質-特にグリコシルグリセリドについて |
岡本 宏(金沢大医) | ミトコンドリア膜におけるキヌレニン代謝の調節機能の発見とその生理的意義 | |
大島 泰郎(菱化生命研) | 好熱菌の比較生化学的研究 | |
1974 | 本川 雄太郎(東北大医) | ラット肝におけるglycineの可逆的開裂反応の機構 |
折井 豊(阪大理) | チトクロム酸化酵素の様態 | |
静田 裕(京大医) | スレオニン脱アミノ酵素の制御機構 | |
1975 | 大島 靖美(九大医) | 大腸菌ラクト-スオペロンのリプレッサーに関する研究 |
高井 克治(京大医) | Adenylate cyclaseの結晶化とその酵素学的研究 | |
村松 喬(神大医) | 糖質複合体に作用するグリコシダーゼの研究 | |
1976 | 新井 賢一(東大医科研) | ポリペプチド鎖延長因子EF-TuおよびEF-Tsの構造と機能に関する研究 |
鈴木 紘一(東大医) | タンパク質の構造と機能の解明に関する研究 | |
林 典夫(東北大医) | 肝ミトコンドリアのδ-アミノレブリン酸合成酵素量の調節に関する研究 | |
古市 泰宏(国立遺伝研) | 有核細胞系メッセンジャーRNAの特異的修飾構造 | |
1977 | 金ヶ崎 士朗(東大医科研) | サルモネラ・ファージ感染の初期過程に関する研究-特にファージの宿主菌識別の機構について- |
中西 重忠(京大医) | 高等動物におけるタンパク質合成調節の分子機構に関する研究 | |
原田 文夫(国立がんセンター) | 転移RNA の構造と機能に関する研究 | |
平田 扶桑生(京大医) | インドールアミン酸素添加酵素の反応機構と生理的意義 | |
1978 | 上田 国寛(京大医) | ポリADP-リボースの代謝と構造の研究 |
三輪 正直(国立がんセンター) | ||
川口 昭彦(東大応微研) | 水素の組み込み方式から見た脂肪酸生合成系における反応の機構および調節に関する研究 | |
脊山 洋右(東大医) | ||
桑野 信彦(大分医大) | タンパク質生合成におけるペプチド鎖延長因子の遺伝生化学的研究 | |
本庶 佑(東大医) | 免疫グロブリン遺伝子の構造と発現 | |
1979 | 井上 圭三(東大理) | 生体膜における脂質二重層部分の動態および役割に関する研究 |
大野 哮司(東大理) | ウイルス粒子の形態形成反応の生化学的解析 | |
加藤 久雄(九大理) | 血液凝固の開始反応の分子機構 | |
関谷 剛男(国立がんセンター) | tRNA遺伝子構造とその発現機構の解析 | |
吉田 匡(東北大医) | ヘムオキシゲナーゼによるヘムの代謝的分解に関する研究 | |
1980 | 安藤 進(都老人研) | 赤血球膜および脳の糖脂質の化学構造に関する系統的研究 |
上領 達之(京大医) | 機能を異にする二種類の長鎖脂肪酸活性化酵素の発見ならびにその脂肪酸代謝と調節における役割 | |
虎谷 哲夫(京大工) | ビタミンB12補酵素の機能発現の分子的基礎に関する研究 | |
渡辺 公綱(菱化生命研) | 高度高熱菌移転RNAの耐熱機構 | |
1981 | 今井 清博(阪大医) | ヘモグロビンのアロステリック効果発現の分子的機序に関する研究 |
岡田 典弘(筑波大生科) | tRNAグアニントランスグリコシラーゼとtRNAに存在する微量塩基成分Qの生合成機構 | |
川嵜 敏祐(京大薬) | 動物レクチンを中心とする糖タンパク質の生化学的研究 | |
清水 孝雄(京大医) | 脳神経系におけるプロスタグランジンD2の代謝と機能に関する研究 | |
谷口 維紹(がん研生化) | ヒトインターフェロン遺伝子の構造と機能発見 | |
1982 | 江角 浩安(国立がんセンター) | 無アルブミン血症ラットにおけるアルブミンmRNAのスプライシング異常の研究 |
加藤 幸夫(阪大歯) | 軟骨由来のソマトメジン様成長因子の発見とその生理学的意義 | |
高井 義美(神大医) | 生体膜における情報の受容伝達機構に関する研究 | |
野本 明男(北里大薬) | ポリオウイルス遺伝子の構造と機能に関する研究 | |
矢沢 道生(北大理) | カルモデュリンの化学構造とミオシン軽鎖キナ-ゼ活性化機構の研究 | |
1983 | 金沢 浩(岡山大薬) | 大腸菌H+輸送性ATPaseの遺伝生化学的研究 |
西郷 薫(九大医) | 真核細胞生物染色体中に存在するmovable genetic elementの構造,性質および起源 | |
西田 育巧(阪大医) | ヒトおよびマウス免疫グロブリンε鎖遺伝子の研究-構造・発現・進化 | |
樋口 富彦(徳島大薬) | ミトコンドリア内膜の表面に負電荷を発生させるタンパク質(chargerin)の発見:その本体およびエネルギー転換における機能の研究 | |
山下 克子(神大医) | グリコシダ-ゼ欠損症における糖タンパク質の代謝異常の研究 | |
1984 | 堅田 利明(北大医) | 百日咳菌産生毒素(IAP)の作用機構に関する研究 |
祖父江 憲治(阪大医) | 細胞骨格関連カルモデュリン結合タンパク質の発見とその研究 | |
中村 敏一(徳島大医) | 成熟肝実質細胞の増殖と分化を司る細胞膜因子-cell surface modulator-の発見 | |
野田 昌晴(京大医) | エンケファリン前駆体およびニコチン性アセチルコリン受容体の分子構造 | |
吉田 竜太郎(京大医) | 細菌内毒素,ウイルス感染およびがん細胞移植によるインドールアミン酸素添加酵素の誘導とその生理的意義 | |
1985 | 井上 明男(阪大理) | ミオシン分子の二つの頭部の機能 |
寒川 賢治(宮崎医大医) | ヒトおよびラット心房性ナトリウム利尿ポリペプチド(hANPおよびrANP)の精製と構造決定 | |
鈴木 明身(都臨床研) | 糖脂質糖鎖発現の遺伝学的制御の解析 | |
橋本 康弘(都臨床研) | ||
成宮 周(京大医) | プロスタグランジンD2とその新しい代謝物⊿12プロスタグランジンJ2の生理活性と作用機構に関する研究 | |
三品 昌美(京大医) | 神経伝達物質受容体機能の分子的基盤ならびに神経ペプチド遺伝子の発現に関する研究 | |
1986 | 神奈木 玲児(京大医) | 血液細胞膜複合脂質の脂肪酸の代謝回転とその生理的意義に関する研究 |
喜多村 直実(京大医) | キニン-カリクレイン系における遺伝子発現の分子機構に関する研究 | |
中村 義一(東大医科研) | 転写制御機構の分子生物学的研究 | |
野口 民夫(阪大医) | ピルビン酸キナ-ゼアイソザイムの遺伝子と発現の調節に関する研究 | |
牧野 龍(慶應大医) | ヘム置換法による酸素活性化機構の研究 | |
1987 | 有賀 寛芳(東大医科研) | 真核細胞におけるDNA複製開始機構の解析 |
篠崎 一雄(名大遺伝施設) | 葉緑体遺伝子の構造と発現に関する研究 | |
谷沢 克行(京大化研) | ビリドキサル酵素反応の立体化学と分子機構に関する研究 | |
長田 重一(東大医科研) | 顆粒状コロニー刺激因子(G-CSF)の遺伝子構造とその作用 | |
前田 秀一郎(熊本大医) | 家族性アミロイドボリニューロパチーの遺伝生化学的研究:遺伝子診断法の確立と病因解析 | |
1988 | 大野 茂男(都臨床研) | プロテインキナ-ゼC群の構造決定,およびその酵素化学的多様性の解析 |
小野 功貴(武田薬工中央研) | ||
吉川 潮(神大医) | ||
田中 啓二(徳島大酵素センター) | プロテアソーム(高分子量多機能プロテアーゼ複合体)の構造と機能 | |
水野 健作(宮崎医大医) | 生理活性ペプチド前駆体のプロセシングに関与する酵素系の生化学的研究 | |
吉本 谷博(徳島大医) | 動物組織のリポキシゲナーゼの研究 | |
渡部 紀久子(新技術開発事業団) | プロスタグランディンF合成酵素の構造と機能 | |
1989 | 岡島 史和(群馬大内分泌研) | Ca動員性受容体を介した情報伝達系とGTP結合蛋白質 |
田中 雅嗣(名大医) | ミトコンドリア電子伝達系酵素欠損症の分子遺伝学 | |
田邊 勉(京大医) | 骨格筋Ca2+チャンネルブロッカー受容体の構造と機能に関する研究 | |
藤田 尚志(阪大細胞工学センタ-) | インターフェロンシステムにおける遺伝子発現制御機構 | |
南野 直人(宮崎医大) | BNP(Brain Natriuretic Peptide):体液・電解質量・血圧調節作用を示す新しい神経ペプチド | |
1990 | 榎森 康文(東大理) | カルシウム依存性プロテアーゼおよびその内因性阻害蛋白質の構造と機能 |
大海 忍(東大医科研) | ||
牧 正敏(京大ウイルス研) | ||
大久保 博晶(京大理) | レニン・アンジオテンシン系を中心とした血圧調節機構の分子生物学的研究 | |
田沼 靖一(東工大理) | 真核細胞の情報伝達・応答系の調節と蛋白質の(ADP-リボシル)n化反応 | |
前田 正知(阪大産研) | 胃酸分泌酵素(H++K+)-ATPaseの生化学的研究 | |
鈴木 知彦(高知大理) | 無脊椎動物巨大ヘモグロビンの分子構築に関する研究 | |
1991 | 伊東 信(菱化生命研) | エンドグリコセラミダーゼおよびアクチベーターの発見と糖脂質研究への応用 |
斧 秀勇(山形大医) | ミトコンドリアタンパク質前駆体輸送の分子機構 | |
菊池 章(神大医) | 低分子量GTP結合タンパク質の活性制御機構と機能 | |
野尻 久雄(自治医大医) | 細胞の増殖・分化における糖脂質糖鎖の特異的制御機能:酸性糖脂質ガングリオシドの白血病細胞分化誘導活性の発見に基づく新しい分化機構解析 | |
原田 信広(藤田保衛大) | エストロゲン合成酵素(P-450・アロマターゼ)の構造と機能の研究-細胞の増殖・分化と脳における性行動決定への関連を中心として- | |
1992 | 後藤 祐児(阪大理) | タンパク質の立体構造形成反応に関する研究 |
清水 章(京大遺伝子実験施設) | 抗体クラススイッチとその課程における多重アイソタイプ同時産生の分子機構 | |
深田 吉孝(京大理) | 視細胞における光受容タンパク質とGタンパク質の構造と機能に関する研究 | |
宮田 敏行(循環器病センター研) | 血液凝固・線溶因子の分子異常に関する研究 | |
森山 芳則(阪大産研) | 動物細胞における液胞型H+-ATPaseの発見とその構造と機能に関する研究 | |
1993 | 多賀谷 光男(阪大産研) | ヌクレオチド結合部位に対する新しい親和標識試薬の開発と部位特異的変異導入 |
滝口 正樹(熊本大医) | オルニチンサイクル酵素遺伝子の肝臓選択的転写の制御機構 | |
中里 雅光(宮崎医大医) | 2つの異なったタイプのアミロイドーシスの発症機序に関する生化学的研究-家族性アミロイドーシスの異常トランスサイレチンと糖尿病のislet amyloid polypeptide (amylin)の研究から- | |
根岸 学(京大薬) | プロスタグランジンE受容体の構造と機能の研究 | |
本間 好(都老人研) | イノシトールリン脂質特異的ホスホリパーゼCの構造と機能に関する研究 | |
1994 | 影山 龍一郎(京大医) | ヘリックス・ループ・ヘリックス型転写制御因子HES群による神経分化制御機構 |
高尾 敏文(阪大蛋白研) | 質量分析によるタンパク質の構造解析 | |
中山 和久(筑波大生科) | 生理活性ペプチドおよびタンパク質前駆体のプロセシング酵素に関する研究 | |
福永 理己郎(大阪バイオ研) | 顆粒状コロニー刺激因子受容体の構造および機能解析 | |
諸橋 憲一郎(九大医) | ステロイドホルモン生合成に関与するP-450の遺伝子構造と発現調節機構の研究 | |
1995 | 岡田 雅人(阪大蛋白研) | Srcファミリーキナーゼの活性制御因子として機能するチロシンキナーゼCskの解析 |
垣塚 彰(京大医) | ドミナントミューテイションとその表現型の解析:レチノイドの生理作用の解明とマシャドー・ジョゼフ病原因遺伝子の同定 | |
川畑 俊一郎(九大理) | カブトガニ血球細胞内大・小顆粒に含まれるディフェンスモレキュル群の発見と構造解明 | |
西道 隆臣(都臨医研・遺伝情報研) | 蛋白質分解反応を補捉する新しい方法を用いた脳虚血およびアルツハイマー病におけるプロテアーゼの作用の解析 | |
阪口 雅郎(九大院医) | 膜蛋白質の膜への組み込みと膜内トポロジー形成を支配する分子内シグナル配列の解明 | |
1996 | 今本 尚子(阪大医) | 核タンパク質輸送の分子機構の解析 |
高澤 伸(東北大医) | サイクリックADPリボースをセカンドメッセンジャーとするインスリン分泌 | |
田中 一馬(阪大医) | 低分子量GTP結合タンパク質RasとRhoの活性制御機構と作用機構の解明 | |
鍔田 武志(京大医) | Bリンパ球アポトーシスの制御機構の研究 | |
深水 昭吉(筑波大応用生物) | アンジオテンシン情報伝達系の発生工学的研究 | |
1997 | 緒方 一博(横浜市大医) | 転写因子MybによるDNA認識と構造的揺らぎの役割 |
門松 健治(名大医) | へパリン結合性成長因子、ミッドカインの発見と機能解析 | |
久下 理(国立感染研) | 動物細胞におけるホスファチジルセリンの生合成機構とその調節機構に関する遺伝生化学的研究 | |
森 和俊(HSP研) | 小胞体から核への細胞内情報伝達機構Unfolded Protein-Responseの解析 | |
横山 知永子(循環器病センター研) | シクロオキシゲナーゼ系酵素の分子生物学的研究:遺伝子と酵素蛋白の構造およびその発現 | |
1998 | 五十嵐 和彦(筑波大基礎医学) | グロビン遺伝子LCRに作用する転写因子群の機能の解析 |
江成 政人(阪大医) | アポトーシスのシグナル伝達機構の解析 | |
澁谷 浩司(基礎生物研) | TGF-βシグナル伝達系におけるTAB1-TAK1の役割 | |
姫野 俵太(弘前大農) | tmRNAによるtrans-translationに関する研究 | |
吉村 昭彦(久留米大分生研) | サイトカイン受容体の情報伝達と制御機構に関する研究 | |
1999 | 依馬 正次(SLRI) | bHLH-PAS型転写因子群の構造とその生理機能 |
反町 洋之(東大農生研) | カルパイン及びそのホモログの構造・機能解析 | |
西山 賢一(東大分生研) | 分泌蛋白質の膜透過分子機構に関する研究:膜透過を駆動するSecA-SecG の構造変化 | |
宮澤 恵二(東工大生命理工) | 肝細胞増殖因子の活性発現の分子機構の研究 | |
保田 尚孝(雪印乳業生科研) | 破骨細胞の分化・成熟を調節するメカニズムに関する研究 | |
2000 | 沢村 達也(循環器病センター研) | レクチン様酸化LDL受容体(LOX-1)の発見とその生理的意義の解明 |
竹島 浩(久留米大分生研) | 細胞内ストアのカルシウム放出に関する研究 | |
中西 真(名市大医) | 細胞周期チェックポイント機構による染色体安定性維持に関する研究 | |
花田 賢太郎(国立感染研) | 高等動物細胞におけるスフィンゴ脂質の生合成と細胞内輸送 | |
松田 文彦(Centre National deGenotypape) | ヒト免疫グロブリンH鎖可変部領域遺伝子群の構造解析 | |
2001 | 岩田 修永(理研) | β-アミロイドペプチドの脳内分解システムの解明 |
三木 裕明(東大医科研) | WASPファミリー蛋白による細胞骨格再構成の研究 | |
水島 昇(基礎生物研) | オートファジーの分子機構に関する研究:Apg12結合システムの役割 | |
本橋 ほづみ(筑波大先端) | 小Maf群転写因子による転写制御ネットワーク形成と生体機能制御の分子機構の解明 | |
横溝 岳彦(東大院医) | ロイコトリエンB4の代謝と受容体に関する研究 | |
2002 | 北川 裕之(神戸薬大) | 癌抑制遺伝子EXTファミリーと硫酸化グリコサミノグリカンの生合成 |
後藤 知己(熊本大医) | 一酸化窒素(NO)の産生制御とNO誘導性アポトーシスに関する研究 | |
津本 浩平(東北大院工) | 抗原抗体相互作用における特異性・親和性創出機構の精密解析 | |
2003 | 田村 茂彦(九大院理) | 先天性ペルオキシソーム欠損症における病因遺伝子と細胞機能障害 |
寺田 和豊(熊本大院医薬) | サイトソル分子シャペロン系の機能解析 | |
吉田 秀郎(京大生命科学) | 高等動物の小胞体ストレス応答の分子機構 | |
凌 楓(理研) | ミトコンドリア遺伝の基本分子機構 | |
2004 | 伊東 健(筑波大基礎医学) | Keap1/Nrf2 制御系による酸化ストレス防御機構の解明 |
東原 和成(東大新領域) | 嗅覚受容体の構造と機能に関する研究 | |
尾藤 晴彦(東大院医) | 神経形態可塑性と制御するシグナルに関する研究 | |
福田 光則(理研) | シナプトタグミンおよびその類似蛋白質による膜輸送制御のメカニズム | |
柳 茂(神大院医) | 神経回路形成における反発因子セマホリンを介するシグナル伝達機構の解析 | |
2005 | 北爪 しのぶ(理研) | アルツハイマー病βセレクターゼによる糖転移酵素の切断 |
木原 章雄(北大院薬) | スフィンゴ脂質シグナリングと膜動態の解明 | |
杉本 幸彦(京大院薬) | プロスタグランジンE受容体全4種とプロスタグランジンF受容体の構造と機能の解明 | |
鈴木 匡(阪大院医) | 細胞質PNGaseの構造と機能の研究 | |
村松 正道(京大院医) | クラススイッチを司る遺伝子AIDの発見とその機能解析 | |
2006 | 榎本 和生 (国立遺伝研) | リン脂質分子の膜動態と細胞骨格制御に関する研究 |
小松 雅明 (順天堂大医) | オートファジーの病態生理学的研究 | |
橋本 義輝(筑波大院生命環境) | イソニトリル・ニトリルの新規代謝経路の発見と新規酵素の分子機能解析 | |
2007 | 村田 茂穂(都臨床研) | プロテアソームによる適応免疫システム制御に関する研究 |
山本 英樹(広大院総合) | Wntシグナルによる細胞応答制御の分子機構 | |
吉田 清嗣(東京医歯大難治疾患研究所) | DNA損傷におけるアポトーシス誘導機構の解析 | |
2008 | 川根 公樹(京大院医) | DNA分解酵素の生理作用の解析 |
匂坂 敏朗(神大院医) | 小胞体輸送による神経軸索形成機構 | |
佐藤 健(群馬大生体調節研) | 膜タンパク質の小胞体局在化メカニズムの解明 | |
山内 淳司(国立成育医療センター) | 末梢神経ミエリン形成を司るシグナル伝達経路 | |
山田 康之(立教大理) | ATP合成酵素の活性調節におけるεサブユニットの役割 | |
2009 | 佐藤 健(東大総合文化) | 小胞体における輸送小胞形成の分子メカニズムの解析 |
進藤 英雄(東大院医) | 新規リゾリン脂質アシル転移酵素群の発見と解析 | |
伊藤 俊樹(神大院医) | エンドサイトーシスにおける細胞膜の形状制御機構」 | |
石原 直忠(東京医歯大医歯学総合) | 融合と分裂によるミトコンドリア形成制御の分子機構と生理機能 | |
田中 智之(武庫川女子大) | マスト細胞の機能制御に関わる分子機構の解析 | |
2010 | 石水 毅(阪大院理) | 植物N-結合型糖鎖の分解機構の解明 |
岡島 徹也(名大院医) | 糖タンパク質・糖脂質糖鎖の生合成に関わる新規糖転移酵素群の機能に関する研究 | |
豊島 文子(京大ウイルス研) | 細胞分裂軸を決める新たな分子機構の発見と解析 | |
三原 久明(立命館大生命科学) | 鉄硫黄クラスターおよびセレンタンパク質の生合成を司る硫黄・セレン脱離酵素群の発見と分子機能解析 | |
2011 | 加藤 裕教 (京大生命科学) | 神経回路形成における低分子量G蛋白質Rhoファミリーの役割 |
平田 普三(国立遺伝研) | 運動システムの発達における神経系と筋の分化・形成 | |
内村 健治 (国立長寿医療研究センター) | 糖鎖硫酸化反応とその生物機能 | |
野尻 正樹 (阪大院理) | 生物学的脱窒過程における蛋白質分子間電子伝達反応の構造基盤 | |
2012 | 伊原 伸治(国立遺伝研) | 細胞移動・浸潤過程を制御する分子の発見と解析 |
小柴 琢己 (九大院理) | ミトコンドリア・ダイナミクスの作用機序とその生理的意義 | |
斉藤 貴志(理研) | アミロイドβ43によるアルツハイマー病の病態発症・促進機構に関する研究 | |
野田 展生(微生物化学研) | オートファジーの構造生物的研究 | |
藤田 盛久(阪大微生物研) | GPIアンカーのリモデリング機構の解明 | |
2013 | 阿部 一啓(名大細胞生理学研究センター) | 胃プロトンポンプの生化学と電子線結晶構造解析 |
末次 志郎(東大分生研) | 細胞膜形態形成に関わるタンパク質と細胞骨格制御の研究 | |
中戸川 仁(東工大フロンティア研究機構) | オートファジーを支える分子メカニズムの研究 | |
田久保 圭誉(慶應大医) | 造血幹細胞のエネルギー代謝特性とその制御機構の解明 | |
金川 基(神大院医) | 糖鎖機能と修飾機序の解明にもとづく筋ジストロフィー病態と治療法に関する研究 | |
2014 | 生沼 泉(京大物質—細胞統合システム拠点) | 神経軸索ガイダンス分子セマフォリンの情報伝達機構 |
佐伯 泰(都医学総合研) | プロテアソームの分子集合と動態に関する研究 | |
鈴木 淳(京大院医) | 細胞膜リン脂質スクランブルの分子機構の解明 | |
鈴木 洋(東大院医) | マイクロRNA の生合成と遺伝子発現調節機構に関する研究 | |
西増 弘志(東大院理) | 立体構造から迫る酵素の作動機構 | |
2015 | 浅野 竜太郎(東北大院工) | 人工抗体の機能的構造形態に関する研究 |
大戸 梅治(東大院薬) | 自然免疫系Toll様受容体の構造生物学的研究 | |
杉島 正一(久留米大医) | ヘム代謝関連酵素の構造生物学的研究 | |
田口 恵子(東北大院医) | 2つのタンパク質分解系による統合的なNrf2の制御メカニズム | |
松島 綾美(九大院理) | 有害化学物質・ビスフェノールと核内受容体との構造機能相関解析研究 | |
2016 | 北川 大樹(国立遺伝研) | 中心小体複製の分子機構の研究 |
鈴木 未来子(東北大医) | エンハンサーの破綻が引き起こす血液疾患の解析 | |
辻田 和也(神大バイオシグナル総合研究センター) | 生体膜変形タンパク質による細胞膜の張力を介したアクチン重合制御機構 | |
中村 由和(東薬大生命科学) | ホスホリパーゼCδの生理機能解析 | |
名黒 功(東大院薬) | 両方向性の浸透圧ストレス応答を統御するASK3の研究 | |
2017 | 新崎 恒平(東薬大生命科学) | 小胞体SNAREタンパク質の多様な機能 |
板倉 英祐(千葉大院医) | 哺乳類におけるタンパク質品質管理経路の研究 | |
加藤 洋平(京大院薬) | 繊毛内タンパク質輸送機構と繊毛病の分子基盤の解明 | |
木塚 康彦(理研) | 神経系糖鎖の発現・機能解析とケミカルツールの開発 | |
齋藤 康太(東大院薬) | 高等真核生物に特有な分泌機構全般の解明 | |
2018 | 瀬川 勝盛(阪大免疫学フロンティア研究センター) | リン脂質の移層と死細胞の認識機構 |
佐藤 礼子(東薬大生命科学) | がん細胞における薬剤耐性制御機構に関わるタンパク質の解析 | |
吉種 光(東大院理) | マウス体内時計における時計因子の転写後および翻訳後制御に関する研究 | |
矢木 宏和(名市大薬) | タンパク質の糖鎖修飾の特異性を決定する分子メカニズムの解明 | |
山野 晃史(都医学総合研) | 損傷ミトコンドリア選択的分解の研究 | |
2019 | 鯨井 智也(東大定量研) | クロマチン構造における転写反応の構造基盤の解明 |
潮田 亮(京産大生命科学) | レドックス制御に基づく小胞体恒常性維持機構の解明 | |
柴田 俊生(九大院理) | キイロショウジョウバエを用いたトランスグルタミーゼの生理機能と分泌機構の解析 | |
寺島 浩行(名大院理) | ナノサイズ回転モーターである細菌べん毛の構造構築と機能の研究 | |
岸 雄介(東大院薬) | 神経幹細胞にニューロン分化能を賦与するクロマチン制御機構の解明 | |
2020 | 柳田 圭介(国立国際医療研究センター) | リゾリン脂質メディエーターの生理機能解明 |
松本 真司(阪大院医) | 上皮組織形態形成の分子機構とその異常による腫瘍形成 | |
蜷川 暁(京大院理) | 遺伝子破壊法を用いた小胞体関連分解機構の解明 | |
森脇 健太(東邦大医) | デス受容体のシグナル伝達制御機構とその病理的意義に関する研究 | |
茶屋 太郎(阪大蛋白研) | 繊毛内におけるタンパク質輸送制御のメカニズムと生理的意義の解明 | |
2021 | 立和名 博昭(がん研究会がん研究所) | ヒストンバリアントの形成するクロマチン構造と機能の解析 |
森下 英晃(順天堂大院医) | 水晶体における大規模細胞小器官分解の分子機構と生理的意義の解明 | |
佐藤 裕介(鳥取大工) | ユビキチンシグナルの構造生物学 | |
長島 駿(東薬大生命科学) | ミトコンドリア-オルガネラ間コンタクトの制御機構と生理機能 | |
仁平 直江(東京医歯大難治疾患研究所) | PD-L1の核内移行制御に対する分子標的薬は抗PD抗体による癌免疫治療の効果を向上させる | |
2022 | 志甫谷 渉(東大院理) | Gタンパク質共役受容体の構造と機能 |
松本 俊介(九大院農) | 膜タンパク質局在化における配送校正機構の解明 | |
佐々木 克博(京大院医) | 直鎖状ユビキチン鎖シグナルによる病的・恒常的炎症環境の構築機構の解明 | |
今見 考志(理研) | 転写後・翻訳制御のプロテオミクスに関する研究 | |
2023 | 加藤 一希(東京医歯大統合研究機構) | 抗ウイルス免疫応答における自己・非自己の認識メカニズムの解明 |
岩崎 信太郎(理研) | 翻訳の網羅的理解 | |
服部 一輝(東大先端科学技術研究センター) | 摂動から細胞応答を1細胞・多細胞・個体モデルで繋ぐ | |
杉浦 歩(順天堂大医) | ミトコンドリアを中心としたオルガネラ間相互作用の解析 |
( )内は受賞当時の所属