ミシガン大学医学部 神経外科・バイオインターフェース研究所 博士研究員

【団体名】:ミシガン大学医学部、神経外科・バイオインターフェース研究所

【募集職種】:博士研究員

【募集人数】:2名

【募集分野・業務内容】:
内容:
2023年6月より、ミシガン大学医学部では新しく研究室が設立されることに伴い、研究室員を募集します。医学部神経外科、バイオインターフェース研究所、およびローゲルがん研究所の兼務です。当研究室では、脳腫瘍における細胞の多様性とその相互作用を研究プログラムの軸に、脳というユニークな臓器で発生する疾患原理の解明と理解に基づいた治療法探索研究を行います。細胞は、組織内における異常を統合し、体現するセンサーと考えます。柔軟な思考のもと、臨床サンプル、モデル動物、1細胞ゲノミクス、および機能ゲノミクスを研究の主要なツールとして、ヒトの腫瘍にみられる多様な細胞回路の状態を分子レベルで解明し、再編成することを目指します。同時に、ヒト疾患における細胞状態や細胞間相互作用を忠実に再現するようなモデル開発も試みます。

ミシガン大学は、世界的に有名な研究施設を備えており、最先端の技術や機器を利用できます。また、キャンパスは美しい自然に囲まれており、研究に集中するための環境が整っています。国際色豊かで、良い学生に恵まれた活気ある研究機関であることも特徴の1つです。近くのデトロイト国際空港からは、成田・羽田・名古屋への直行便もそろっているので、日本との繋がりを自然と維持したまま研究活動に専念できます。

参考文献:
1. Interactions between cancer cells and immune cells drive transitions to mesenchymal-like states in glioblastoma. Hara T*, Chanoch-Myers R*, Mathewson ND, Myskiw C, Atta L, Bussema L, Eichhorn SW, Greenwald AC, Kinker GS, Rodman C, Castro LNG, Wakimoto H, Rozenblatt-Rosen O, Zhuang X, Fan J, Hunter T, Verma IM, Wucherpfennig KW, Regev A, Suvà ML, Tirosh I, *co-first author, Cancer Cell, 2021 June 14; 39(6):779-792.e11
2. An integrative model of cellular states, plasticity and genetics for glioblastoma. Neftel C*, Laffy J*, Filbin MG*, Hara T*, Shore ME, Rahme GJ, Richman AR, Silverbush D, Shaw ML, Hebert CM, Dewitt J, Gritsch S, Perez L, Castro NG, Lan X, Druck N, Rodman C, Dionne D, Kaplan A, Bertalan MS, Small J, Pelton K, Becker S, Bonal D, Nguyen QD, Servis RL, Fung JM, Mylvaganam R, Mayr L, Gojo J, Haberler C, Geyeregger R, Czech T, Slavc I, Nahed BV, Curry WT, Carter BS, Wakimoto H, Brastianos PK, Batchelor TT, Stemmer-Rachamimov A, Martinez-Lage M, Frosch MP, Stamenkovic I, Riggi N, Rheinbay E, Monje M, Rozenblatt-Rosen O, Cahill DP, Patel AP, Hunter T, Verma IM, Ligon KL, Louis DN, Regev A, Bernstein BE, Tirosh I, Suvà ML, *co-first author, Cell, 2019 Aug 8;178(4):835-849.e21
3. Modeling Gliomas Using Two Recombinases. Hara T#, Verma IM, #corresponding author, Cancer Res., 2019 Aug 1;79(15):3983-3991
4. Control of metastatic niche formation by targeting APBA3/Mint3 in inflammatory monocytes, Hara T, Nakaoka HJ, Hayashi T, Mimura K, Hoshino D, Inoue M, Nagamura F, Murakami Y, Seiki M, Sakamoto T, Proc. Natl. Acad. Sci. USA, 2017 May 30;114(22):E4416-E4424

参考リンク:
https://twitter.com/hara_toshiro

【応募資格】:
いまだ混沌とした生物学において、着実にデータを取得し、仮説をたて、それを検証するという作業は極めて大変です。このような挑戦を前にしても、対象を理解したいという好奇心と情熱をもち、M.D.、Ph.D.、またはM.D./Ph.D. 取得、もしくは取得見込みの方であれば、出身やバックグラウンドなどは問いません。

【提出書類】:
下記の書類をメールにてお送りください。
・C.V.
・興味をもった理由、これまでの研究経験、およびキャリア目標(1ページ以内)
また、質問等がありましたら、気軽に連絡ください。

【選考方法】:
書類選考後、合格者に対し面接(zoomまたはin person)を実施します。面接日時や採否はメー ルで個別にお伝えします。

【処遇・待遇】:
NIHの規定に従います。ビザや保険のサポート、学振などのフェローシップ取得のサポートも致します。

【応募締切日】:2023年6月1日

【特記事項】:Toshiro Hara, Ph.D.

Email: THARA2@mgh.harvard.edu

Current – Research Fellow, Massachusetts General Hospital, Harvard Medical School, Broad Institute of Harvard and MIT

After June 1st – Assistant Professor, The University of Michigan – Medical School, Department of Neurosurgery, Biointerfaces Institute, Rogel Cancer Center


■書類提出先
【部署名】:マサチューセッツ総合病院・ハーバード大学医学部・ブロード研究所
【担当者名】:原敏朗

■問い合わせ先
【部署名】:マサチューセッツ総合病院・ハーバード大学医学部・ブロード研究所
【担当者名】:原敏朗
【TEL】:1-617-643-7533
【E-mailアドレス】:THARA2@mgh.harvard.edu