【共催】Neuro2024 企画シンポジウム「糖鎖と神経:ヒューマングライコームプロジェクト始まる」
【NEURO2024】
大会HP: https://neuro2024.jnss.org/index.html
シンポジウム
7月24日(水)1S01m 「糖鎖と神経:ヒューマングライコームプロジェクト始まる」
(ヒューマングライコームプロジェクト、日本糖質学会、日本糖質科学コンソーシアム、日本生化学会、日本バイオインフォマティクス学会、日本神経科学学会連携シンポジウム共催)
ヒューマングライコームプロジェクト(Human Glycome Atlas Project: HGA)は、日本生化学会、生科連、脳科連などの支援を受け、本年2023年4月より大規模学術フロンティア促進事業として正式に活動を開始しました。
HGAでは、前半の5年間は認知症と老化に焦点を絞り、血液(血漿、血清)を解析し、網羅的に糖鎖情報を得ます。後半の5年間では対象を難治性疾患などに広げ血液に加えて組織(死後脳、がん組織、その他)の糖鎖情報を得ます。これらの情報は遺伝子、タンパク質、臨床情報に紐づけますので、統合的に病態と糖鎖の連関を明らかにすることが可能になります。
糖鎖は核酸、タンパク質と並ぶ三大生命鎖の一つですが、他の二つに比べてその情報は格段に限られたものでした。しかし解析手法の長足の進歩により糖鎖情報の網羅的な取得が可能となりつつあり、我が国はこの分野で世界を牽引してきました。HGAは、ヒト糖鎖情報を核酸、タンパク質のレベルまで引き上げることをミッションとします。これにより、すべての生命科学研究者が躊躇なく糖鎖を自身の研究に取り入れられる時代となり、生命科学はより統合的に展開します。
HGAの正式開始に当たり、下記シンポジウムを通して、支持をいただいた各学会への感謝、報告とともに学際的取り組みを呼びかけたいと存じます。演者には日本神経科学学会会員、日本糖質学会会員、日本生化学会会員、日本バイオインフォマティクス学会会員を中心に多様な背景の研究者をお呼びして、神経科学に糖鎖を取り込むことの意義と期待を聴衆の皆さんと共有いたします。
門松 健治
【シンポジウム詳細】
1S01m 糖鎖と神経:ヒューマングライコームプロジェクト始まる
日時: 7月24日(水)8:45-10:45
会場: 第1会場
オーガナイザー: 門松 健治(名古屋大学)
演者: 柚﨑 通介(慶応大学)
加藤 大輔(名古屋大学)
森 和俊(京都大学)
木塚 康彦(岐阜大学)
木下 聖子(創価大学)
門松 健治(名古屋大学)