岩手大学農学部生命科学科分子生命医科学コース 助教募集要領
1.教員の職名及び人数
農学部生命科学科分子生命医科学コース 助教1名。
2.概要および職務の内容
本学農学部では,令和7年4月に学部改組を予定しております。生命科学科は新設の学科で,分子生物機能学コースと分子生命医科学コースからなります。分子生命医科学コースでは,微生物から動物,ヒトに至るまでの生命現象を分子レベルで解明し,その知見を食料問題の解決,健康衛生,疾病の予防などに生かし,人々のQOL (Quality of Life)の向上に寄与することを目指しています。
本公募では,構造生物化学分野,特に生体膜や膜タンパク質のバイオジェネシスに関する研究や,細胞構造形成に関する研究を精力的に進めている方を募集します。着任後は,「生命科学科概論」,「分子生命医科学実験」,「分子生命医科学情報Ⅰ」等の講義および実験・演習科目の一部,教養教育科目または専門基礎科目の講義の一部,学部および修士課程における学生の研究指導等を担当していただきます。なお,テニュア付与後(以下参照)は,上記科目を単独で担当していただくのに加え,大学院講義も担当していただきます。教養教育科目を担当していただく場合は,遠隔授業用オンデマンドコンテンツや動画シラバス(概要紹介)を作成していただきます。また,着任後,学部および大学院(修士・博士課程あわせて5 年)における一貫した教育を担当できる方を歓迎します。
3.応募資格
以下の条件を満たす方。
(1) 博士(またはPh.D.)の学位を有し,構造生物化学分野において優れた業績を有する方。
(2) 上記講義,実験・演習科目を担当する能力と意欲を有し,コース,学科および学部の運営に積極的に取り組める方。
(3) 研究成果の社会還元や企業への技術移転に積極的に取り組める方。
4.任期・待遇など
助教の任期は5年とし,採用日から3年を経過する日までに中間評価を実施したのち,テニュアトラック教員の任期満了の7ヶ月前までにテニュア審査を行います。任期中に所要の目標値を達成した場合,テニュア(助教、任期なし)が付与されます。待遇等は国立大学法人岩手大学職員就業規則によります。以下,ご参照ください。
【岩手大学テニュアトラック制度に関する規程】
https://www.iwate-u.ac.jp/about/disclosure/files/regulations/60200040.pdf
【若手教員採用促進に関する取組】
スタートアップ経費(研究費)として,テニュアトラック教員(助教)に対し,採用日から2年間(最大200万円)を支給します。
【女性教員採用促進に関する取組】
https://diversity.iwate-u.ac.jp/support/womenreserchers/
5.着任時期
令和7年4月1日以降のできるだけ早い時期。
6.応募書類
以下の書類(1)~(7)をPDFファイルに変換し(10 MB以下),下記のメールアドレスに添付ファイルとしてお送りください。
(1) 履歴書(様式自由,メールアドレスを必ず書いてください)
(2) 研究業績目録(原著論文,総説,著書,特許,その他参考となる事項に分けて記してください)※作成要領を参照
(3) 獲得した外部資金の概要
(4) 主要論文別刷3 編以内
(5) これまでの教育研究の概要(A4 用紙2枚程度)
(6) 着任後の教育研究に対する抱負(A4 用紙1 枚程度)
(7) 応募者について問い合わせが可能な方の氏名・所属・連絡先(2~3 名,メールアドレスも書いてください)
7.選考方法
一次:書類選考,二次:プレゼンテーションおよび面接選考。男女雇用機会均等法の理念に則り,業績等が同等の場合は女性を優先します。なお,選考過程において応募者の来訪を求める際の経費は,自己負担になります。
8.応募期限
令和6年5月31日(金)まで。
9.応募書類提出および問い合わせ先
岩手大学農学部生命科学科分子生命医科学コース・教員選考委員会 委員長・西山賢一
(E-mail: nishiyam@iwate-u.ac.jp,Tel: 019-621-6471)
メールのタイトルは「ご所属・お名前・教員応募書類」と記載してください。なお,提出頂いた書類の個人情報は採用選考以外の目的では使用せず,終了後は責任を持って廃棄致します。
「研究業績」作成要領
研究業績は、A4判の用紙に A.著書・訳書、B.学位論文、C.総説・論説、D.原著
論文 (a)学術雑誌*1 、(b)紀要*2 、(c)プロシーディングス、E.その他*3 、F.報告書・事業報告書等*4 、G.特許・設計等、H.国際学会発表*5、I.国内学会発表*5の順に、下記の例を参考にして作成してください。例えば総説・論説がない場合は、C.原著論文のように繰り上げてください。マージンは左右上下約3cmに設定し、1行35~40字で40行程度(日本文の場合フォントのサイズは10.5~12程度)にしてください。
*1:学会誌、国際誌等を年代順に記載する。
*2:試験場報告、研究所報告等を含む。
*3:商業雑誌、資料等を記載する。
*4:調査報告書、科学研究費報告書、事業報告書等を記載する。
*5:最近5ヵ年について記載する。(教授選考の場合、I.国内学会発表は不要)
*6:著者名にアンダーラインを付ける。なお、単著、筆頭著者及びコレスポンディングオーサーあるいは筆頭著者とイコールコントリビューションである場合は二重のアンダーラインを付ける。ただし論文にその記載がある場合に限る。
*7:英文で著者名を記載する場合は、下記のようにする。
1.Morioka, J., Iwate, I. and Akita, N. (1986)
*8:学名にはアンダーラインをつけるか、またはイタリックで記載する。
*9:論文番号は全角、英数字は半角にする。また、巻数はボールド(太字)とする。
*10:Journalは略記する。
*11:発行又は発表予定として記載可能なのはin press か accepted のみとする 。
〈記載例〉
研 究 業 績 (著書・学術論文等)
A.著書・訳書
1.岩手一郎(単著)(1990)
農学について.○○出版社,東京,100p.
2.岩手一郎(分担執筆)(1991)
北上山地における畜産業,「岩手の農業」(大学太郎,学部一郎編),△△堂,盛岡,pp.10-20.
3.岩手一郎(分担翻訳)(1992)
トウモロコシ,「アメリカの農業」(A.B.Carter著,大学太郎監訳),◇◇社,東京,
pp.20-30.
4.Iwate, I. and Morioka, J. (分担執筆)(1993)
Agriculture in Japan, “Agricultural Sciences”(Eds.: D. E. F. Green and
H.I.James), Bio Press,London, pp.20-30.
B.学位論文
1.岩手一郎(1980)
XYZに関する研究.[◇◇学修士または修士(◇◇学) ○○大学]
2.岩手一郎(1983)
ABCに関する研究.[◇◇学博士または博士(◇◇学) ○○大学]
C.総説・論説
1.岩手一郎(1994)
岩手における野生動物の分布.岩手の自然 №3:1-5.
2.岩手一郎,盛岡次郎(1995)
岩手山の植物分布.岩手植物誌 15:215-220.
D.原著論文
(a)学術雑誌
1.岩手一郎(1985)
岩手の野生動物に関する研究.日動学誌 5:15-20.
2.Morioka, J., Iwate, I. and Akita, N. (1986)
Distribution of wild animals in Iwate Prefecture. Jpn. J.Anim.
Sci. 20:100-105.
3.Iwate, I. (1990)
Calcium metabolism in laying Japanese quail (Coturnix coturnix
japonica). Jpn. Avian Physiol. 25:15-20.
(b)紀要
1.岩手一郎(1985)
トウホクヤマネズミの生態について.岩手大農報 17:30-40.
(c)プロシーディングス
1.Iwate, I., Morioka, J. and Akita, N.(1995)
Mode of life of Japanese macaques in northern Japan. Proc.
5th Int. Cong. of Wild Animals, Berlin, pp.101-102.
E.その他
1.盛岡次郎,岩手一郎(1990)
北上山系におけるニホンカモシカの生態調査.野生動物 №125:pp.35-45.
F.報告書・事業報告書等
1.盛岡次郎,岩手一郎(1993)
イヌワシのPCB汚染.自然動物調査報告(△△県), pp.10-11.
G.特許・設計等
1.盛岡次郎,岩手一郎(1993)
イヌワシ捕獲装置 特許第 1234567号
2.岩手一郎(2000)
◇◇◇ 特願2000-123456 特開2002-123456
H.国際学会発表(最近5か年)
1.Morioka, J. and Iwate, I. (1996)
Ecological study of wild animals in Japan. 5th Int. Anim. Ecol., New York.
I.国内学会発表(最近5か年)
1.岩手一郎,盛岡次郎(1997)
岩手の野生動物.第100回日本野生動物学会講演要旨:25-26.