会員の皆様

                      「生化学」誌企画委員会
                        委員長 服部 光治

新年あけましておめでとうございます。

先日、横溝会長から新年のご挨拶メールが配信されましたが、ご挨拶文にありましたように今年、生化学会は創立100周年にあたる年となります。
そして同時に「生化学」誌も創刊100年を迎えます。

生化学会が発足した1925年10月に「日本生化学会会報」として第1巻第1号が発刊され、総説欄、交見欄、報告演説抄録、通信欄、報告欄からなる構成から始まりました。
その後、大戦により英文誌Journal of Biochemistry(JB)が1944年に休刊になった際、JBに代わり、生化学の和文原著論文を掲載することとし、名称も「日本生化学会誌」に改称しました。ですが直後に大戦の影響を受けてこちらも休刊を余儀なくされました。
現在の「生化学」誌に改称し、1948年に再刊したのが第20巻となったことが、今年100周年のとしに第97巻である理由です。

企画委員会ではこの創刊100周年を記念する、様々な企画を計画しております。
第1弾として、「鑑往知来~生化学会100 年の軌跡」と題して、歴代の会長・会頭の先生方による100年を振り返るエピソードや昔話、実験や発見の裏話、若い方を喚起するような記事の掲載を予定しております。
第97巻第1号(2025年2月号)では谷口直之先生、御子柴克彦先生の記事を掲載いたします。
みなさま、どうぞご一読いただけますと幸甚です。
https://seikagaku.jbsoc.or.jp/

これからも増々、魅力ある生化学誌を発行してまいりますので、みなさまどうぞよろしくお願いいたします。