集会概要 |
国際亜鉛生物学会(International Society for Zinc Biology: ISZB)は、生命維持に不可欠な微量元素である亜鉛の役割を究明し、最新情報を世界へ発信する目的で2007年に発足しました。亜鉛が関わる生物学領域(亜鉛生物学)における国際的な情報交換と、関連する共同研究を推進しています(http://iszb.org)。国際亜鉛生物学会を母体とし、来年9月に京都で開催予定の第6回国際亜鉛生物学会学術集会(The 6th meeting of International Society for Zinc Biology: ISZB-2019)では、テーマをThe New Sunrise of Zinc Biology:亜鉛生物学の新しい朝陽と定めて、亜鉛生物学における日本のリーダーシップを世界に示すとともに、次世代を担う日本と世界の若手研究者を育成する教育的基盤とすることを目指しています。そのために、初めて亜鉛欠乏症を発見したAnanda Prasad先生をはじめ、亜鉛をはじめとする生体金属分野で重要な発見をされた4名の研究者による特別講演を計画しています。さらに、亜鉛が関わる各分野の最新情報を議論する10のシンポジウムセッションを企画しました。本学術集会の開催によって期待される大きな成果を礎にして、亜鉛生物学を幅広い研究分野に影響を与える新しい学際領域として確立を目指します。 |