千里ライフサイエンスセミナーW5「クロマチン研究 ~ゲノム・タンパク質・細胞からの理解~」


【日時】2025年1月17日(金)11:20~17:10(WEB配信併用)

【場所】千里ライフサイエンスセンタービル 5F 山村雄一記念ライフホール
    (大阪メトロ御堂筋線・北大阪急行 千里中央駅 北口すぐ)

【コーディネーター】
胡桃坂 仁志 東京大学 定量生命科学研究所 クロマチン構造機能研究分野 教授
大川 恭行  九州大学 生体防御医学研究所 トランスクリプトミクス分野 教授

【開催趣旨】
 19世紀後半にWalther Flemmingは染色体を発見した。染色体では、DNAが4種類のヒストンタンパク質によって折り畳まれて“クロマチン”と呼ばれる繊維状の構造を形成している。1974年にクロマチンの基盤構造“ヌクレオソーム”が発見されたが、その機能は長大なゲノムDNAを折り畳むことのみと考えられていた。しかし近年、クロマチン構造が、ゲノムDNAの制御に重要な役割を果たすことが明らかになってきた。本シンポジウムでは、クロマチンによるDNA制御について、最新の知見を含めて紹介する。

【プログラム】
11:20 -11:25 挨拶 
  審良 静男  千里ライフサイエンス振興財団 理事長
11:25-11:40 はじめに
  胡桃坂 仁志 東京大学 定量生命科学研究所 クロマチン構造機能研究分野 教授
11:40-12:20 「単一細胞マルチオミクスによる骨格筋分化制御機構の解明」
  大川 恭行  九州大学 生体防御医学研究所 トランスクリプトミクス分野 教授
12:20-13:00 「乳がんの再発に関わるクロマチン相互作用RNA」
  斉藤 典子  公益財団法人がん研究会 がん研究所 がん生物部 部長
          - 昼 食 -
14:10-14:50 「染色体工学技術によるデザイナー細胞・動物の作製と応用」
  香月 康宏  鳥取大学医学部 生命科学科 染色体医工学講座 教授
14:50-15:30 「精子形成過程におけるヒストン-プロタミン置換の追跡」
  岡田 由紀  東京大学 定量生命科学研究所 病態発生制御研究分野 教授
          - 休 憩 -
15:40-16:20 「遺伝子発現とクロマチンの生細胞ダイナミクス」
  木村 宏   東京科学大学 総合研究院 細胞制御工学研究センター 教授
16:20-17:00 「クロマチンが遺伝情報をコントロールする仕組み」
  胡桃坂 仁志 東京大学 定量生命科学研究所 クロマチン構造機能研究分野 教授
17:00-17:10 おわりに
  大川 恭行  九州大学 生体防御医学研究所 トランスクリプトミクス分野 教授
*セミナー終了後、交流会(名刺交換会)を開催します。是非、会場にお越し下さい。

【参加費】無料

【定員】会場参加 100名、WEB参加 500名(要事前申込)

【申込方法】
参加希望者は、当財団ウェブサイトから1月10日(金)までにお申込み下さい。
https://www.senri-life.or.jp/event/2420/
定員になり次第締め切ります。
参加予定者には、「参加案内」を送付します。
また、WEB 参加者には開催日前に参加方法をお知らせします。

【主催】公益財団法人 千里ライフサイエンス振興財団