JST先端国際共同研究推進事業(ASPIRE) 2025年度日英量子共同研究提案の募集について
平素より格別のご厚情を賜り厚く御礼を申し上げます。
国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)は、日本の科学技術力の維持・向上を図るため、政策上重要な科学技術分野において、国際共同研究を通じて日本と科学技術先進国・地域のトップ研究者同士を結び付け、日本の研究コミュニティにおいて国際頭脳循環を加速することを目的として、先端国際共同研究推進事業(ASPIRE)を実施しています。
今回、英国研究・イノベーション機構(UKRI)傘下の英国工学・物理科学研究評議会(EPSRC)と協力し、以下の通り共同研究課題の提案を募集します。採択した課題においてJSTは日本側研究者、EPSRCは英国側研究者をそれぞれ支援します。詳しくは本公募ページをご覧下さい。
●詳細情報
日本語:https://www.jst.go.jp/aspire/program/announce/announce_aspire2025_uk.html
英語:https://www.jst.go.jp/aspire/en/program_e/announce_e/announce_aspire2025_uk_e.html
【公募概要】
研究分野:量子分野
集テーマ:募集テーマ:イノベーションのための量子技術に関する日英共同研究
(Japan UK Joint call for Quantum Technologies forInnovation)
本公募では、次のような量子技術やそれに限らない量子技術の研究課題の提案を期待します。下記1~3の技術領域単独の提案も、複数の領域に係る提案も可能ですが、国際頭脳循環に係る計画は必ず含むこととします。
1.超高速・超並列情報処理を可能にする量子通信や量子コンピューティングの研究
2.既存の技術を超える精度のセンシングや計測などの量子技術の開発
3.高性能材料を用いた革新的な量子エレクトロニクスの創出
●相手国:英国
●募集期間:2025年2月13日(木)~2025年5月9日(金)14:00(日本時間)
●支援期間:2025年度~2030年度末
●日本側研究者への支援規模:1課題あたり最大2.85億円(直接経費の30%にあたる間接経費を含む場合、最大3.7億円)
●英国側研究者への支援規模:5年間で1課題あたり最大150万ポンド(研究プロジェクトに係る費用の総額(FEC)の80%にあたる金額)
採択予定数:3件程度
●応募方法:日本側研究者と英国側研究者が協力して国際共同研究提案書を作成し、英国側の電子申請システム(UKRI funding service)から申請を行ってください。(入力、申請は英国側研究代表者のみ可能です)
日本側研究者はJST指定申請様式(Japan-UK Quantum Technologies Application Form)に必要事項を記載し、英国側の申請書と一緒にしたものをPDFデータに変換し府省共通研究開発管理システム(e-Rad)にアップロードしてください。
詳しい応募方法については、公募要領別紙の2.7_応募方法をご確認ください。
●募集説明会を下記概要のとおり開催します。
日時:2025年3月6日(水)午後2時~3時30分
対象:本公募への共同研究提案を検討している日本側研究者
形式:オンライン(Zoom)
参加登録:https://form2.jst.go.jp/s/9618c446/o
●研究セキュリティに係るリスク低減に対する取り組み
– UKRI/EPSRCによる取り組み
UKRIは、研究およびイノベーションに係る国際協力が、インテグリティを有し、かつ強固な倫理の枠組みの中で行われるよう注力しています。Trusted Research and Innovation(TR&I)は、国際的なパートナーシップを可能な限りオープンにするとともに、必要に応じてセキュアにすることで、国際協力で生まれる成果を適正に保護することを目的としたUKRIのプログラムです。TR&Iの指針は、国際協力のための適正評価など、UKRIが研究支援する組織が考慮して頂くことをまとめたものです。
UKRIに研究課題を申請する方々には、提案する研究課題がTR&Iで求めるアプローチや要件に適合するか、また潜在的なリスクを特定し、そのリスクを適切に軽減する策を講じているか、を示すよう求めることがあります。
– JSTによる取り組み
JSTにおいても本共同公募では、UKRI/EPSRCの要請に基づき、適切な国際協力実施のための適正評価等のチェックをする予定です。
<本件に関するお問い合わせ先>
国際部 先端国際共同研究推進室 ASPIREグループ 日英公募担当
E-mail:aspire-uk@jst.go.jp