千里ライフサイエンス技術講習会(第62回)
「MACSを用いた細胞分離とFACSを用いた細胞表面蛋白質の発現解析」
■日時 場所 2015年6月30日(火) 9:30~17:30
大阪大学 吹田キャンバス 薬学部・薬学研究科
(大阪モノレール 彩都線 阪大病院前駅下車 徒歩約15分)
■趣 旨
生体は、構造的にも機能的にも異なる様々な細胞から構成されており、それら個々の細胞の
機能を明らかにする為に、生体組織から目的とする細胞を取り出し、in vitro にてその特性や
機能を解析する研究が盛んに行われている。Magnetic cell sorting (MACS)法は、様々な細胞
が混在している組織から細胞懸濁液を調製し、その中の特定の細胞を磁気標識することで、
磁力により磁気標識された細胞とされていない細胞に分離・採取できる手法である。一方、
Fluorescence activated cell sorting(FACS) 法は、蛍光標識した特定の細胞を含む細胞懸濁液
をフローセル内に通してレーザー光をあて、細胞からの散乱光および蛍光のパラメータを測定
することで、細胞一個一個の相対的大きさや形状、内部構造の違いや特定の蛋白質の発現の有
無や発現強度などが解析できる手法である。本技術講習会では、生体組織からの細胞の分離並
びに細胞表面蛋白質の発現解析を行うにあたり、このMACS法、FACS法を利用する可能性が
ある方々を対象とし、両手法の原理について概説すると共に、免疫細胞を題材に基本的な実験
手法を紹介する。
■コーディネーター 中川 晋作 大阪大学大学院薬学研究科 教授
■プログラム
6月30日(火)
技術解説 9:30~12:30
Ⅰ.イントロダクション(中川晋作)
Ⅱ.MACSシステムによる磁気細胞分離原理とアプリケーション(森山優子)
Ⅲ.フローサイトメトリーの原理とアプリケーション(関口貴志)
Ⅳ.キメラ抗原受容体(CAR)発現T細胞を用いた癌の養子免疫療法(岡田直貴)
昼 食 12:30~13:30
技術実習 13:30~17:30(廣部祥子)
Ⅰ.マウス脾細胞の調製
Ⅱ.MACSによる細胞分離
Ⅲ.FACSによる細胞表面蛋白質の発現解析
講 師 中川晋作 大阪大学大学院薬学研究科 教授
岡田直貴 大阪大学大学院薬学研究科 准教授
廣部祥子 大阪大学大学院薬学研究科 助教
森山優子 ミルテニーバイオテク株式会社 マーケティング部
関口貴志 ベックマン・コールター株式会社
ライフサイエンステクニカルマーケティング統括部門
■参加資格 細胞を扱う研究者などで、今後MACS, FACSの使用を計画しておられる方
■定 員 技術実習(技術解説、技術実習)8名および技術解説のみ30名
■参 加 費 技術実習:5,000 円、技術解説のみ:1,000 円
■申込方法 以下の要領にてお申込みください。
① (1)氏名、勤務先、所属、役職名、〒、所在地、電話、FAX 番号
(2)参加枠の希望(「技術実習と技術解説」または「技術解説のみ」、
技術実習から外れた場合の技術解説のみの参加希望の有無)
(1)と(2)を明記の上、E-mail で(tkd@senri-life.or.jp宛)お申込みください。
② 折り返し事務局より受付の通知をお送りいたしますので、そこに記載した
振込先口座に指定した期間内に参加費をお振込みください。
③ 入金を確認次第、領収書兼参加証をお送りいたします。
■申込締切 6月5日(金) (財団必着)。
ただし、定員になり次第締め切り。先着順で受け付けます。
■主 催 公益財団法人 千里ライフサイエンス振興財団
■協 賛 ミルテニーバイオテク株式会社、ベックマン・コールター株式会社
■問 合 先 公益財団法人 千里ライフサイエンス振興財団
〒560-0082 大阪府豊中市新千里東町1-4-2
千里ライフサイエンスセンタービル20階
TEL 06-6873-2001 FAX 06-6873-2002
E-mail: tkd(at)senri-life.or.jp ※at は@となります.
URL http://www.senri-life.or.jp
■講習会URL http://www.senri-life.or.jp/gijyutsukosyukai/gijyutsukosyukai.html